2014年1月20日月曜日

貴志祐介連続読破①「黒い家」


貴志 祐介 -黒い家-


お正月「貴志 祐介一気読み」をしました。既読皆無の状態から連続で8冊くらい読み、黒い家は3作目だったと思います。

順番としては
悪の教典→新世界より→黒い家→青い炎→いろいろ だったかな。

私はグロもホラーも苦手なんですが、黒い家はDVDレンタルのランキング上位だったのでずっと気になってました。 
あのDVDのパッケージがすごい怖そうで印象にのこってまして。





これ。怖いよー!ぶらさがってるの人間の皮!?スプラッタ!?
パッケージからイメージしたのは
「黒い家に迷い込んだ学生団体が生きながら皮をはがれたり食われたりする。子供もしぬ」
っていうスプラッタホラーでした。

しかし新世界よりとか悪の教典読んで、
経済学の知識を背景にした現実主義のミステリー&ヒューマンドラマ(?)を得意とした作家さんなんだなとわかり、読み始めることができました(活字だと読み飛ばせるし)

結論は「あんまりこわくなかった!!!」

舞城王太郎のほうが痛くて怖でした。乱雑にあらすじを説明すると主人公は保険屋→保険詐欺のサイコパスにロックオン!→粘着スタート→殺人→殺されそうになるが逆転!すわ解決!?→俺達の戦いはこれからだめっちゃ乱暴ですがこんなです。

ただ貴志先生の優れているところは、著書ごとにテーマが設定してありそのバリエーションがすごい。

黒い家では保険業界がテーマ


主人公は新卒で保険会社へ入社し、海外投融資部門へ配属されたあと、保険の渉外へまわされてちょっと鬱屈してる。そこをうまくキチ●イにタゲされてしまう。

ありそーだなぁ。この最初海外部門だったていう小さなトピックとか、些細なことなんですが、現実味を増してるんですよね。

この冒頭部分にも見られるようにどの著作でも
「リアリティ」が特出してる。まあ私もただの小市民なので、ほんとのリアルは知りません。

でもこの「リアリティぱない!」感を出せるだけでもすごいんですよね

作者の調査に基づいた業界事情が全体のストーリーを重厚にしてると同時に、
ただ読み捨てるだけいの一介の一般人である私も

「あ、知らんこと覚えてる。私頭よくなってる━━━━(゚∀゚)━━━━!」

と錯覚できるのがすごくいい。

他の作家さんだとうまーくふわっとスルーしてあるか、まんま「Wiki転載!」って感じで特に感慨はないんですよね。
前者はムラカミハルキ。後者がムラカミリュウ。※個人的感想です

主体はミステリーでありホラーなんで、それでも全然だいじょうぶなんですけどね!

さすが京大経済学部出身。

次に紹介する著作「悪の教典」では、心理学、外資ファンド、あと英語の知識なんかもテーマになっrています。

今後は貴志祐介の「ぐいぐい読み込ませる力」についても言及していきます